2015.08.09保育園医委員会

私たち保育園医は子どもたちが保育所・幼稚園で健康で安全に過ごし、健やかに成長することを目標に活動しています。具体的には年2回(幼稚園は1回)の健康診断、冬の病気(インフルエンザ・ノロウイルスやロタウイルス胃腸炎など)・夏の病気(プール熱・手足口病・ヘルプアンギーナなど)・水ぼうそう・おたふくかぜ・水いぼ・とびひ等への対応と対策の相談、食物アレルギーを持つ子どもへの対応の相談、施設内での事故への対応と対策の相談、入所・入園後集団生活に馴染めない子どもへの対応の相談などがあります。現在わが国では3歳児の75.9%が保育所(37.1%)や幼稚園(38.8%)に通っています。核家族化と女性の社会進出により、今後も保育所・幼稚園の必要性は高まり、更に子育て支援施設としての役割も求められてきています。保育園医は保育士・幼稚園教諭とともに保健センター・福祉機関・教育委員会と協力し(各地域乳幼児保健連絡協議会の活動など)、地域の子育てに少しでも関われるよう考えています。

保育園医活動は病院・診療所から離れて、多くの健康な子どもたちに接することができますので、小児科医とって新鮮で発見の多い有意義な時間と思います。

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